研修プログラム開発、研修実施ノウハウ16

研修プログラム開発、研修実施ノウハウ【研修終了後】

初めて研修プログラムやカリキュラムを開発する、講師として登壇するという人事や講師の方向けに、開発時、研修実施時のヒントやノウハウをまとめています。


16.研修終了後:研修実施報告書の作成


 【動画で内容を確認する場合は こちら



 研修終了後は、報告書を作成します。基本的な項目を確認しておきましょう。

【研修実施報告書項目例】
 ・研修実施日
 ・受講者人数
 ・研修概要及び成果
 ・研修アウトプット
 ・講師所感
 ・気になった点
 ・今後の課題

 後は、研修内容に応じて、必要な項目を追加します。

 報告書は、疲れていたとしてもその日に作成するのがお勧めです。記憶が新しいため、最も早く仕上げることができるからです。

 講師とオブザーバーを行っていた事務局が、別々に書く必要がある場合は、それぞれの内容が、当日仕上がっていれば問題ありません。

 作成のコツは、研修中に気付いたことや、報告、共有したい内容を、メモとして書き留めておくことです。講義やファシリテートを行う講師は休憩中に、オブザーバーは、気付いた時にメモをしておきます。

 メモは、カリキュラムの横やワークシートの横に記載しておくと、どの項目のどの点が気になったのかが、思い出しやすく、報告内容も具体的になります。

 研修後は、そのメモに書いてある内容を、報告書に落とし込んでいくだけで、簡単かつ具体的で、意味のある報告書が作成できます。

 懇親会などで、どうしても当日が難しい場合は、翌日の早いうちに仕上げてしまえるよう、研修翌日の午前中に、予め報告書作成時間として、スケジュールをおさえておきましょう。とにかく、時間をあけないこと、これが報告書作成のポイントです。